2020-2021シーズンレポート
- 長岡蒼柴スポーツクラブテニスアカデミー
- 2021年9月5日
- 読了時間: 3分
今年のジュニア世代トップシーズンが終わりました。
今シーズンは、北信越ジュニアU14女子ダブルス2回戦1ペア、全国選抜ジュニア北信越予選女子シングルス出場1人が上位成績でした。
選手、保護者などの信用に値する成績に至らず、勝たせてあげられなかった反省をいかして来シーズンに向けて取り組んでいきます。
このブログでは、数回にわたり2020-2021シーズンをレポートします。
■マッチ経験から学ぶ機会を奪われた影響が大きかった
最も残念だったのは、マッチ経験を積み上げられなかったこと。
トレーニングで身に付けたこと、取り組んでいることを試合で適切に実行するため、相手と関わって有効な作戦を考えたり、自分の心をコントロールする術を覚えたりするために欠くことのできない実践経験の不足が最も大きく影響した。
当アカデミーには、競技のスタート年齢が比較的遅く、試合経験の少ない選手が多い。感染症対策のため、サンテニスクラブ(群馬県)、STT(長野県)、柿崎テニスクラブ、福島県大河原コーチのチーム、長野県庭山コーチの練習会など、例年のマッチ練習ができなかったことで、経験値を上げられなかった。
日ごろ対戦することのできない相手との試合でなければ経験できないことがたくさんある。状況が許す限りマッチメイクして経験値を高めたい。
■必要なチャレンジが難しかった
自信は、失敗を回避せずチャレンジすること、多くの失敗から学びながら根気強く継続して取り組むことを経て得られる。
マッチ練習で失敗経験を積むチャンスが得られなかったことで、自信を得るためのプロセスが断たれ、トレーニングの効果を戦績に結び付けることが難しくなった。
大会本番で自信を漲らせて新たなことにチャレンジすることは、多くの選手にとって簡単なことではない。
コロナ禍にあっても、失敗をポジティブに捉え、成長するために必要なチャレンジを続けることで自信が得られる指導・計画により選手の成長を促す。
■自主・自律を育むことを最優先に
自分のフィジカルを数値で確かめるフィールドテストを数回実施して、劣っていることを自覚しているのに、プライベートでフィジカル強化に時間を割かない。
サービスゲーム、リターンゲームの組み立て、対戦相手に適した作戦を立てたり、試合前、エンドチェンジ、ポイント間の時間の使い方をつくりあげるためのフォーマットを全選手に配布しても活用して実践しない。
親子でメンタルタフネスを学んでも試合後に「相手へのリスペクトが足りなかった」「○○に気持ちを奪われて平常心を保てなかった」と繰り返し反省する選手が多い。
選手の自主・主体的な取り組みを促すことには、引き続き、最優先で取り組む。
選手一人ひとりの心に火を点せるよう、円滑なコミュニケーションに工夫を凝らす。

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