2020-2021シーズンレポート(その2)
- 長岡蒼柴スポーツクラブテニスアカデミー
- 2021年9月10日
- 読了時間: 2分
■「やりきる力」と「考え抜く力」を育み続ける
パラアスリートのひたむきさ、上地選手の自信を持って絶対にあきらめない粘り、国枝選手の自分に挑戦を挑み続ける勇気をお手本にしたい。
難しいこと、苦しいこと、考え抜くことを乗り越えて達成する喜びほど、自信が得られる感情はない。チャレンジとハードワークを楽しんで、思い通りにならないことに根気強く取り組み続けなければ得られない「うれしさ」を感じてほしい。
2年続けて夏季、冬季の合宿ができず、短時間に集中したトレーニングで苦しくてもやりきることを経験するチャンスを得られなかったことが選手の成長に影響している。
合宿でなくても、まとまった時間に集中的にトレーニングができる場を設けて、苦難を乗り越えてやりきる力を養い、自信が得られるチャンスを与えたい。
選手が言葉や文字にしているだけの目標設定に大きな問題がある。自分の覚悟に真摯に向き合って目標を設定し、スモールターゲットでも責任とプライドをもって目標に挑む精神を育みたい。
目標達成までのプロセスを選手と共有するため、さらにコミュニケーションを密にとって主体的な行動を促していく。
選手、スタッフの行動指針として「クールスタンダード」を設け、アカデミーの理念に沿った人材育成を実践する。
■心構えを怠らず、能動的にプレーする
試合前、エンドチェンジ、ポイント間に作戦を用意し、心身が構えることで、構え遅れずに自分の間合いでポイントを始められる。試合中の思考のルーティンを確立したい。
知識と感性、経験を総動員して考え抜き、決断を繰り返して能動的にプレーする習慣を身に付けるために、テニスへの好奇心を育む。
メンタルバトルに強く、駆け引きで勝る選手になるために必要な気づきを与え続ける。
■トレーニングすれば着実に強くなるフィジカル
フィジカル強化に取り組むか否かは、自分の意志が決める。
フィールドテストの値をテニスアスリートの平均まで引き上げたい。
世界のトップランカーも取り組んでいる体幹と脚力の強化には、継続して取り組みたい。
強いフィジカルが必要なことを十分に理解している選手が自ら取り組みやすくなるように、具体的な個別メニューを示すなどのフォローをする。
引き続き、定期的なフィールドテストを実施するほか、オンコートトレーニングでもフィジカル、コーディネーションの重要性を伝え続ける。
フィジカルバトルでは負けないという自信は、大きなアドバンテージになる。

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